DJ初心者が知っておきたい知っておきたい小節・拍のこと

「音楽に関する知識がなくてもDJはできそう」と思われがちです。DJコントローラーの登場によって敷居は低くなっていますが、“あること”を知っておかないといつまで経っても上手にならないと私は感じました。

その“あること”とは「小節」「拍」のことです。「小節」とは、音のひとつの塊のことです。「拍」は「ドン!」といった音など一瞬の音のことです。

EDMに分類される曲の多くは、4つ打ち系と言われていて、4拍を「1・2・3・4」と数え、これが「1小節」となります。

4拍の数え方ですが、簡単なのは「キック音」を頼りにすることです。キック音とは「ドン!」という叩くドラム音のことです。キック音(ドラム音)を頼りに「1・2・3・4、2・2・3・4」「3・2・3・4」「4・2・3・4」と数えて、1小節目→2小節目→3小節目→4小節目・・・と把握していきます。

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Serato DJの場合は小節がわかりやすく表示されています。しかも、1・2・3~155・156・157といったように曲の終わりまで小節が表示されているので、どの部分を再生しても今がどの小節なのかがわかりやすくなっています。

中には2小節、3小節で展開が変わるものもありますが、多くは4小節(16拍)で展開が変わるものが多いので、まずは4小節をしっかりとカウントできるようになる練習をしてみましょう。

例えば、Zedd - Beautiful nowという曲のサビ(0:55~)ヴォーカルの後ろで「ドン・ドン・ドン・ドン」と鳴り続けている低い音がここでいう「キック音」「拍」となります。ヘッドフォンを使って再生してみるとわかりやすいでしょう。

小節がわかると、イントロ、アウトロを上手につなぐことはもちろんですが、サビ前から曲をカットインさせることもできたり、色々な技ができるようになるので覚えておいて損はない、というかDJを目指すならまず最初に知っておく必要があります。

2016年01月04日