ただの曲が華麗に変身?誰でも簡単にできるSAMPLERの設定方法・使い方

SX2には「HOTCUE」の他に、「ROLL」「SLICER」「SAMPLER」という機能があります。


「ROLL」と「SLICER」に関しては使い方はボタンを押すだけなので簡単ではありますが、間違ったタイミングで押してしまうと聞くに堪えない曲調になってしまうため、初心者の方は練習で使うのに留めておいたほうがいいでしょう。私もいまだに上手に使えないのでここでは説明すら省きますね(笑)。

ここで紹介したいのは「SAMPLER」という機能です。SAMPLERとは簡単にいえば、曲の再生中に適当な「音ネタ」を繰り出すことができる機能のことです。

クラブで実際にDJのプレイを見たことがある方ならわかると思いますが、例えば、サビの前に「1,2,3 Jump!!」といったような盛り上げるためのノリノリな音ネタを繰り出すDJがいたりします。

自分の声で言ってもいいのですが、恥ずかしかったり、うまくできなかったりするもの。そういう時のために「SAMPLER」に「1,2,3 Jump!!」という音ネタを取り込んでおけば、「SAMLER」をクリックしたのち、設定した任意のパッドを押すだけで簡単に再生することができるのです。


SAMPLERの設定は意外と簡単です。音源を用意したのち、Serato DJ上の上部にある「SP-6」をクリックします。すると6つのスロットが表示されます。あとはそこに音源をドラッグ&ドロップしてあげるだけ。「A」~「D」の4つのバンクがあるので、6スロット×4バンクで24個の音源を取り込むことができます。



【SAMPER音源の収集方法】

音ネタの音源についてですが、フリー音源がたくさんあります。「音ネタ フリー音源」と検索するだけで山のように出てきますので気になる方は検索してみてください。自分ひとりでやる分にはSAMPLERなしでも問題ないですが、人前でやるのであれば、SAMPLER音源が2~3個でもあれば幅を利かせることができます。



【SAMPLER音源が乏しいとき】

フリーのSAMPLER音源は探せばいくらでもあるのですが、自分好みものが見つからないときはよくあるでしょう。大抵の場合、使いたいと思っているSAMPLER音源はどこかで聞いたことがあるはず。どこかで聞いたことがある音源がどの曲で聞いたのかがはっきりとわかっていれば実はSAMPLER音源を探さずに済みます。

では、具体的なやり方を紹介していきます。

例えば、Dimitri Vegas & Like Mike vs Martin Garrix - Tremorの「1,2,3 Jump!!」というSAMPLER音源を使いたいとしましょう。そうしたら、「1,2,3 Jump!!」と流れる直前でホットキューを打ってあげます。この場合、1分23秒付近でホットキューを打つことになります。

次にSAMPLER音源をのせたい曲をDECK1にセットし、再生します。次にSAMPLER音源として使いたい曲をDECK3にセットし、“再生せず”そのままにしておきます。

DECK1が再生され、サビ前に近づいたら、DECK3を押して、DECK3のフェーダーを上げてから、先ほどセットしたホットキューを“長押ししてあげる”と「1,2,3 Jump!!」だけを再生することができます。

長押しした分だけ再生されますので、「1,2,3 Jump!!」だけが再生されるように、ほどよく長押ししてみましょう。。

DECKを3ではなく4にセットしたほうが視覚的に見やすいと思われる方もいると思いますので、SAMPLER音源にしたい曲をセットするのはDECK3 or DECK4どちらもでいいです。やりやすいほうを選んで下さい。


ここまで聞いてもよくわからない!という方はこちらの動画でイメージを掴んでいただくといいと思います(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=os_Upl6JSYU

2016年01月20日