2016年6月9日、ついにその日はやってきました。そう、あのAviciiのライブをついに見ることができたのです。
私が最初にEDMの存在を知ったのはSwedish House Mafiaでしたが、同時期に人気を博したのが言うまでもなくAviciiでした。BillboardでランクインしていたLevelsのMVを最初に見たときの衝撃は今でも覚えています。「なんなんだこの曲は(笑)」と。最初は違和感を覚えた曲も、Billboardランキングで毎週のように聞いているとなぜか耳に残っていました。
Aviciiはこれまでに様々な曲をリリースしてきましたが、幾度と無くこの違和感を覚える→耳に残ってしまう、というサイクルにハマっていきました。それが他でもないAviciiサウンドの魅力だと私は思っています。
そして、EDM界の先駆者とも言えるまだ20代の若者が今年を持ってライブ活動を引退すると宣言したことでファンのみならず、業界までも激震させてしまったのです。見納めの意味も込めて「今年こそは必ず見たい!」と思った方も多いのでは。
“偶然にも”今年、QVCマリンフィールドで最初で最後のライブが行われることになりました。「やった!」と歓喜した方も多いでしょうが、実は彼は過去に3回の来日キャンセルをしている男でもありました(笑)。
2013年のSPRINGROOVEはドクターキャンセルにより、2014年の富士急ハイランド・コニファーフォレストは体調不良により、そして2015年の富士急ハイランド・コニファーフォレストは多忙により、来日がキャンセルされました。なのでコアなファンからは「今回も来ないのでは?」という声まで聞かれるほど、今回の来日の信ぴょう性は低かったのです。
しかし、その日は来ました。そう、彼はついに来日してくれたのです。この日をこんなに待ち望んたことはありませんでした。



私は彼が登場したその瞬間、少し涙ぐんでしまいました。約1時間半のセットでしたが、ここまで盛り上げることができるのは日本では彼しかいないのではないでしょうか。
セットリストは1001TRACKLISTSを参考にしてください。
日本でも知名度もかなり高くなっているようで、私自身これまで様々なフェスに参戦してきましたが、10代後半から40代前半、ここまで幅広い層から支持を得ていたのが印象的でした。
10代の子の中には、親御さんと来られている方もいました。EDMは少しDQN感があるとも言われており、若い層に支持されているイメージが強かったのですが、色々な支持層がいることを改めて実感しました。音楽に年齢は関係にないことを改めて実感しました。

私はプラチナムチケットを購入したため、かなり近い位置から彼を見ることができました。これは本当にいい思い出です。Aviciiの同級生でもあるOtto
Knowsを見られたものすごく嬉しかったです。QVCマリンフィールドで同窓会が開かれたようなものですからね(笑)。

AviciiとOtto Knowsが共同で制作した「Back Where I Belong」も流れたりして、感動&感動でした。
「アンコール!」の声にも全く応えず、時間きっちりで終わるところは私なんかはむしろ潔さを感じましたね(笑)。
彼はライブ活動を引退すると宣言しましたが、私は数年後にカムバックすると思っています。彼自身、若くしてここまで成功してしまったがために自分がやりたいことをできなくなってしまったことに非常に後悔があるみたいですが、これから数年は自由に時間を使えることになると思うので、その中でまた作曲をしたいという気持ちが必ず芽生えてくるはずです。そのときまでAviciiを待ちたいですね。
彼は必ずカムバックします!